今、私は走っている。
校門の方に向かっている。
もちろん、唯坂さんも一緒だ。
でも、校門に向かっているだけで、どこに隠れるかなんて少なくとも私は考えていない。
「てっ、らっ、おっ、かっ、さんたち、な、んで、にげる、の~~?」
だったらなぜ追っかけてくんの、榎木君?
なんて言ってるひま(余裕//修正:2004/10/29/Fri.)はない!
へたしたら追いつかれてしまう!!
ま、榎木くんの足の速さが私より少しばかり遅いのが、救いだけど…。
嬉しいやら悲しいやら…。
「こっちに速く、寺丘さんっ。」
「ん、うん、あれ?向こうに、も…」
ちなみにここは体育倉庫前。
いつのまに来てたんだろ。
向こうにいるのは…
え?
吉永君…!?
「早く入れ!」

バターン、ガチャ。
私達は吉永君に言われた通り、体育倉庫に入った。
「唯坂さん達も追いかけられてんの?」
私達はうなずいた。
「…おれもだよ…」