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~4.捜索~
早速公園に着てみたり。
「何か感じるか?キャロライナ。」
キャロライナはまだサックスの中にいるので、一緒にサックスも持ってきた。
「すごい…する…」
公園の周辺ということは本当らしい。
「どっちの方からするんだ?キャロライナ。」
すると、サックスから彼女が出てきてこう言った(ちなみに公園には人がいない…)。
「あっちの方よ。あ、それと、キャロライナは長いから呼び名はキャロでいいわ。」
と、指で魔力の感じるらしい方向を示しながら言った。
よく学校に行く途中で見かける、古い感じの洋館だった。
表札を見ると、『白川』と書いてある。
しかしその表札はかなり古くてボロボロになっているので、もしかしたら『白川』と書いていないのかもしれない。
そして、この洋館は人が住んでいるとは思えないほど、ツタなどで囲まれてしまっている。
実際、『人』は住んでいないのだが。
「“月の陰”のにおいもするわね。とりあえず中に入りましょ。」
彼女はどんどん門を開けて中に入り込んでいく。
「あ、おい、待てよっ!!」
とりあえず付いていくことにした。
ツタを掻き分けながらしばらく行くと、家のドアらしきものに行き当たる。
「覚悟は、いい?」
キャロが確認を取る。
「ああ。」
そう言いながらもオレは、ドアの周りにあるツタを剥がそうとしていた。
やっとドアが開けられる程度になったところで、一応ノックしてみる。
思った通り、反応はない。
「入りますよー?」
キャロはそういいながらドアを開けた。
鍵はかかっていないらしい。
ドアを開けると、中からほこりが吐き出された。
「ゴホッゴホゴホゴホッ。」
大量のほこりに驚きながらも、むせてしまうオレとキャロ。
「ゴホゴホ…一体何十年ほっとかれていたんだ、この家は?」
本当にこんな家に、ゆきはいるのだろうか。
「いるわよ。ほこりだったら魔法で出せるし。精霊だったらなおさら…」
げ、聞かれてた。
でもよく見てみると、なるほど人の居た形跡が残されている。
目の錯覚か何かでほこりがあるように見えたのだろう。
「錯覚じゃなくて幻よ。」
幻…か。
突然、キャロが呪文のようなものを唱え始めた。
「我に真実を見せたまえ…クレール・ドゥ・リュヌ!」
するとほこりの幻が消えた。
「うわ…すごいっ!」
「精霊だもの…それにふ…」
ハッとして、キャロは口を手で抑えた。
「ふ?何?」
「じゃ、ゆきさんを探しましょうか。」
話、反らされたッッ!??
オレたちは今、一階の部屋をうろうろしている。
一人だと危険なので、二人一緒に。
一階には広いリビングルーム、永遠に続いているように思われる廊下・台所なんかがあった。
そしてなぜか、こじんまりとした和室まで付いていた。
「みつからないなぁ…なぁ、キャロ、“月の陰”のにおいはどの辺からするかわかるか?」
「この階中でぷんぷんにおうわ。鼻が悪くなるくらい…」
そこでキャロが一息ついた。
「ただ…」
「ただ?」
「ただ、なぜか和室ではしなかったわ…」
和室、ねぇ…。
お払いでもされているのだろうか?
悪魔祓い…とか。
「じゃあさっき見つけた階段上って二階に行こうぜ。」
「ええ。」
「!!」
「どうした!?」
階段を上っている途中で、キャロが過敏に反応した。
「…いる…上…に…っ…」
「いるのか!?アイツが!!」
キャロは怯えていた。
“月の陰”はそんなに恐ろしい人物なのだろうか。
「大丈夫か?キャロ…」
「うん…私が怯えているのは…彼が恐ろしいんじゃなくて…」
ん?
じゃあ何なんだ?
「…言え…ない…」
「え?」
すると、上から階段を下りる音がした。
タンッタンッタンッ・・・
軽やかな足取り。
そして、その音の主がわかった。
「…“月の…陰”……」
キャロが言った。
フランス語参考:フランス語遊び
辞典やゲームがいっぱい。
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